『リボンスタイル』とは


乳がんの抗がん剤治療には「脱毛」という女性には耐え難い副作用があります。

命が助かれば髪の毛くらい・・とあっさり言ってのける人もいますが、実際に経験してみなければ、このつらさは理解できないと思います。

治療が終わっても思うように伸びてこないし、ウィッグがいつまで経っても外せないという人は多いです。誰にも相談できず、前と同じように生え揃ったら行こうと先延ばしにしてボサボサ。だけど、生え揃わない頭を美容師さんに見られるのは恥ずかしいし、もしかしたら、知り合いに見られるかもしれないし・・。

自分が経験したからこそ、その悩みをなんとかしてあげたいと考えました。乳がん治療のことや治療後の毛髪に関する知識があったり、サロンに行けなくて悩む女性の気持ちに寄り添ってくれるスタイリストさんがいるサロンを紹介したら、少しは気持ちが楽になるかも…と思ったのが活動を始めるきっかけです。

普段からたくさんの人の頭皮・毛髪を見ているスタイリストさんほど、患者さんの「サロンに行く勇気がない」という気持ちがわからなかったりします。

なぜなら・・スタイリストさんは「見慣れてる」から。髪が抜けてスケスケになった頭を「見られ慣れていない」私たちとは対局にいるからです。

実際には、患者さんの生の声が届かなければ、理解して欲しいというのは難しいと思います。そこで、私自身が伝道師になれれば…と思い、知り合いの美容関係者に声をかけたのが始まりでした。

一人でも多くの女性に存在を知ってもらうには、インターネットの情報発信だけでは、PCやスマホを扱い慣れていない年代の方まで行き届けることができません。そこで、情報を必要としている人に確実に届けるには、病院や公的機関に働きかけるのがもっとも近道です。

しかし、個人で活動していては、話をきくどころか、自己紹介すらさせてもらえません。営利目的の株式会社は趣旨が違う。そこで、NPO法人を設立し活動を始めました。

しかし、いざNPO法人となると、今度は法的ルールが足かせとなって、自由に動く事ができませんでした。また、私自身の体調のこともあり、もう一度、自分のペースに合わせて、自由に動くことができるスタイルで生まれ変わることを選択しました。

1軒でも多くのサロンを紹介できれば、それだけ患者さんの励みになります。
リボンスタイルの活動に賛同していただけるサロン様・スタイリスト様は、ぜひ活動にご協力をお願いします。